デリヘル呼んで広瀬すず来たらどうするよ？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？

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「戦後初CA」広瀬すずに説得力　ドラマ「エアガール」

敗戦後、連合国軍総司令部（GHQ）により禁じられた日本の航空産業を復活させるために奔走した人たちがいた。テレビ朝日系で20日夜9時から放送されるドラマ「エアガール」は、戦後初の客室乗務員（CA）の一人として道を切り開いた女性の人生を描く。主役の小鞠（こまり）を広瀬すずが演じる。

　昭和の初め、飛行機部品を作る父親のもとに生まれた小鞠は、幼い頃からパイロットに憧れた。戦争で両親と兄を失い、叔母の営む料亭で働き始めた小鞠は、戦後は進駐軍の客にも応対すべく英語を身につける。やがて、新しい航空会社が立ち上がることを知った小鞠は、「エアガール」と呼ばれる客室乗務員の求人に応募する。

　戦後初の国内民間航空会社の草創期を描いた中丸美繪（よしえ）のノンフィクション「日本航空一期生」（中公文庫）を原案に、「映画ビリギャル」などを手がけた橋本裕志が大胆に脚色した。空を飛ぶことが当たり前でない時代に、厳しい条件をクリアして未知の仕事に挑んだ女性たちの冒険心と勇気に強くひかれたと、テレビ朝日の神田エミイ亜希子プロデューサーは語る。資料を参考に当時の機内の様子を再現したり、エアガールの制服を一からデザインしたりするなど、企画から放送まで3年の年月を掛けて時代考証を重ねた。「史実を元にフィクションの物語を紡ぐのはかなり繊細な作業でした」と振り返る。

　小鞠を演じる広瀬は、同局のドラマ初主演。制作にあたり、実際に当時の客室乗務員だった女性に取材した神田さんは、衣装の制服に袖を通した広瀬の姿に「当時の女性もきっとこうだったに違いない」という説得力を感じたという。「広瀬さんは現代の方ですが、色々なことに悩みながら前向きに夢を諦めなかった当時の女性をとても上手に表現してくださっていました」

　当時の女性たちの憧れだったエアガールになった後も、小鞠は激務をこなしながらパイロットになることを夢見続けた。小鞠の志が新しい世代に引き継がれることを示唆する物語のラストには、「今は難しいことでも、何十年も経てばかなうかもしれない」という未来への希望が込められている、と神田さんは言う。「（女性である）小鞠がパイロットになりたいという夢は、当時は不可能に近かったであろうこと。でも努力して時代の先頭に立ってきた人たちがつないだバトンは、今にちゃんとつながっているんです」

　物語では、占領下の日本で戦後の航空産業のあり方をめぐる実業家たちのぶつかり合いも描かれる。吉田茂の側近としてGHQとも渡り合った白洲次郎（藤木直人）は、日本の航空産業には欧米の資本を取り入れるべきとの考えを持ち、国内資本による運航をめざす小鞠たちの会社と相対する立場となる。「それぞれの正義がぶつかり合う中で、白洲には白洲なりの考えがあった。立場が違うけれども、日本をよりよくしようという点ではめざす先はすごく近いところにあるというドラマを面白くやりたかった」

　航空業界はコロナ禍で苦境が続く。「ドラマを通じて社会に送るエールになれば、テレビの役割も果たせるかなと思います」