柴田勝家さんの死に様が男らしいとフジの女子アナの間で話題に

一、柴田息をつかセてハ、手間も入可申候かと秀吉存、日本之治此時候之条、兵共を討死さセ候ても、筑前不覚にて有間敷と、ふつつと思切、廿四日の寅剋ニ本城へ取懸、午剋ニ本城へ乗入、悉刎首候事、

一、城中ニ石蔵を高築、天主を九重ニ上候之處へ、柴田弐百計にて相拘候、城中挟候之条、惣人数入こミ候へハ、互共道具ニ手負死人依在之、惣人数之中にて兵を撰出、天主内へうち物計にて切入セ候へハ、修理も日比武篇を仕付たる武士ニて候条、七度まて切而出候といへとも、
相禦事不叶、天守之九重目の上へ罷上、惣人数ニ懸詞、修理か腹の切様見申て、後学ニ仕候へと申付而、心もある侍ハ涙をこほし、鎧の袖をひたし候ニ依て、東西ひつそと静候へハ、修理妻子共、其外一類刺殺、八十余不身替者切腹、申下剋ニ相果候事、

一、柴田は石垣を高く築き、天主は九重の高層で、柴田はニ百ばかりの兵で守備していた。城内は狭く我らが大軍で攻め込めば、互いの武器で手負いや死人が出る可能性があったので精兵を選び、武器は刀剣のみで天主へ切り込めば、
柴田も流石武辺者として名を馳せているだけあって七度まで切って出て戦ったが、結局我らの攻撃を防ぐことは叶わず天主の九重目に上がり、我らに向かって言葉を掛け、「修理(柴田勝家)が腹の切り様をとくと見て後学のためとせよ！」と言った。
それを聞いた心ある侍は涙をこぼし鎧の袖を濡らした。辺りはひっそりと静まり返り、柴田は妻子や一族郎党を刺し殺した後、80余人の勝家側近と共に切腹して午後4時には全員相果てた。